【坐骨神経痛】急性/慢性で異なる発症の原因と根本治療法をご紹介!
ナーブーナーブー

最近、片足の太ももあたりにしびれが出てきたんだよねぇ。特に、仕事でデスクに座っている時間が長くなるとひどくなってくるんだよねぇ

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それは、恐らく坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)だね。

ナーブーナーブー

坐骨神経痛ってなぁに?
最近よく耳にするんだけど、イマイチよくわからないんだよねぇ。

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坐骨神経痛に悩まれている方、実はたくさんいるんだよ。
当院の患者様の中にも坐骨神経痛を主訴とされていらっしゃる方が全体の約2~3割を占めている感じだよ。

では、今回はこの坐骨神経痛がどのようにして起こる症状なのか、そして、その症状を改善するためにはどういう対処をする必要があるのかについてご紹介していきましょう!

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは

腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれるような痛みなどの症状のこと

を指します。

腰痛に引き続いて発症する場合が多く、主にお尻や太ももの後ろ、すね、足先など痛みやしびれるような痛みがあらわれます。

坐骨神経とは?

坐骨神経とは、

腰椎4番5番~仙骨1番-3番から開始、大腿の後ろからハムストリングス・大内転筋へ分布、最後に総腓骨神経と脛骨神経に分岐する神経

です。

坐骨神経痛はどのようにして起こるのか?

神経はカラダの中のあらゆる隙間、トンネルをとおり体中を走行していますが、中にはそのトンネルが狭いために、骨のゆがみや筋肉の不具合によってトンネルの隙間がなくなり、そこをとおる神経が圧迫されやすい箇所があります。

その一つがこの坐骨神経が通る梨状筋下孔(りじょうきんかこう)です。

この梨状筋下孔を絞扼(こうやく…締め付けること)し坐骨神経を圧迫する原因として最も多いのが梨状筋の硬化です。

この梨状筋による坐骨神経の圧迫で生じる坐骨神経痛を梨状筋症候群といいます。

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当院に来院された坐骨神経痛の方のうち、約半数の方がこの梨状筋症候群に該当していました。

ついで多いのがハムストリングスです。
ハムストリングスと坐骨神経は長い距離を並走するため、坐骨神経はハムストリングスからの影響を受けやすいのです。

様々な要因により発症する坐骨神経ですが、これまで治療をしてきた中で梨状筋もしくはハムストリングスの圧迫による坐骨神経痛が全体の7割を占めています。

また、梨状筋症候群やハムストリングスからの圧迫以外で坐骨神経痛を引き起こす原因として挙げられるのが腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄・脊椎分離です。
合わせて、筋肉トレーニングや交通事故・肉体労働中の損傷などの急性外傷なども坐骨神経痛の原因となることがあります。

これらにより痛みや痺れが生じる坐骨神経痛は、全体の3割ほどといえるでしょう。

ナーブーナーブー

ふうん。じゃあ、坐骨神経痛になったら、まずは梨状筋症候群を疑うのがいいんだね。
でも、梨状筋ってどんな筋肉だっけ?

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では次に、梨状筋がどんな筋肉かを紹介していきましょう。

梨状筋の概要

梨状筋とは?

臀部(でんぶ)の深層にある円錐状の筋肉のことをいいます。仙骨の前面から開始し、大坐骨孔(だいざこつこう)を通って、大腿骨(だいたいこつ)の大転子に停止します。

梨状筋の働き

梨状筋は、股関節の外旋・外転・伸展を行うための筋肉です。

坐骨神経の梨状筋部での走行パターンは人によって異なる!

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先ほど、狭いために坐骨神経を圧迫しやすい「梨状筋下孔」をご紹介しましたが、実はこの梨状筋下孔を通過する人は全体の約6割といわれています。

上記の図の坐骨神経のうち、上に位置する(白)のが総腓骨(そうひこつ)神経、下に位置する(黒)が脛骨(けいこつ)神経になります。

Aがこの両者が梨状筋下孔を通過するパターンになります。総腓骨神経・脛骨神経がともに状筋下孔を通過する人は全体の6割です。

残りの4割の人の坐骨神経は、Bのように総腓骨神経経が梨状筋間を通過、もしくはCのように総腓骨神経経が梨状筋上孔を通過しています。

このように、総腓骨神経・脛骨神経の走行パターンが人によって異なるため、梨状筋症候群による坐骨神経痛は症状の出方が人によって大きく異なります。

ちなみに、
総腓骨神経が圧迫されると足の指が上がりにくくなったり、脛や足の甲に痺れ・痛みが生じやすくなります。
脛骨神経が圧迫されると足の指を曲げにくくなったり、足裏に痺れ・痛みが生じやすくなります。

ナーブーナーブー

梨状筋は、脚を前後や外側内側に上げたり、膝を開いたり閉じたりするときに必要な筋肉なんだね。

でも、なんでこの筋肉が坐骨神経を圧迫することになるの?

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じゃあ、ここからは現代人が梨状筋を硬化させやすい理由を説明していきましょう。

坐骨神経痛の元凶は「デスクワーク」

坐骨神経は他にもさまざまな筋肉に接しているにもかわらず、なぜ「梨状筋」に圧迫されてしまうのでしょうか?

その理由は2つあります。

1つめは、「構造上」の話になります。
先ほどもお伝えしたとおり、坐骨神経は梨状筋と共に「梨状筋孔」と呼ばれる狭いトンネルを通過する構造になっており、さらには4割の人が坐骨神経が梨状筋の間を通ったり、梨状筋上孔を通る構造になっているのです。

したがって、人の身体はもともと「梨状筋で坐骨神経を圧迫しやすい構造」になっていると言えます。

ですので、坐骨神経を梨状筋で圧迫しないためには、梨状筋を硬化させない必要があります。
しかし、現代人は他の周辺筋肉と比べてこの梨状筋を硬化させすいのです。

この「硬化させやすい」というのが、梨状筋が坐骨神経を圧迫しやすい2つめの理由になります。

では、なぜ現代人は梨状筋を硬化させてしまいやすいのでしょうか?
その原因は「デスクワーク」になります。

デスクワークをしていると、長時間一定姿勢で座ることになります。

その間、定期的に梨状筋を動かす人(膝を開閉したり、脚を上げ下げしたり)はほとんどいません。
多くの人が脚を開いた状態・もしくは閉じた状態をずっと維持することになります。

特に多いのが、膝を開いた(外旋)状態のいわゆる「がに股」の人です。
がに股で座る習慣がある人は要注意です。

膝を開いているとき、梨状筋は短縮したままの状態になります。
筋肉を短縮させたままの状態を長時間保つことは、筋肉硬化の原因になるのです。

もちろん、がに股ではないからといって安心はできません。
「内股」(内旋。梨状筋は伸びた状態)の方やそのどちらでもない(中間位)方の場合も、長時間のデスクワークには注意が必要です。

長時間、筋肉を動かすことなく同じ姿勢のままの状態でいることは、いずれも筋肉硬化のリスクにつながるのです。

こうした背景から、特にデスクワークの人に梨状筋症候群、さらには坐骨神経痛の人が多いのです。

ナーブーナーブー

そうかぁ。じゃあ、デスクワークで長時間座ったままでいることは良くないんだね。気をつけないと。

でも、これで解決法が分かったよ!

梨状筋症候群で坐骨神経痛になった人は、治療で梨状筋の硬化と血行不良を改善すればいいんだね!

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ナーブーの言うとおり、坐骨神経痛の人のうち、軽度の人や症候が出てからまだあまり期間が経ってない人の場合は、梨状筋の硬化と血行不良の改善で治ることもあるね。

でも、実は慢性化してしまった坐骨神経痛の場合は別なんだよ。

たとえ梨状筋症候群による坐骨神経痛だとしても、梨状筋を治療しただけでは症状改善が難しいんだよ。

ナーブーナーブー

えー!なんで!?

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それはね、「梨状筋の硬化・血行不良による坐骨神経の圧迫」は、慢性化してしまった坐骨神経痛の直接の原因ではないからだよ。

ここからは慢性化した神経痛が発生するメカニズムを紹介するよ。

慢性化した神経痛の発生メカニズム

神経痛は「末梢神経が何かしらの障害を受けること」で発症します。
坐骨神経痛は「主に梨状筋の圧迫により坐骨神経が障害を起こすことで発症します。

【原因A】(主に)梨状筋が坐骨神経を圧迫
【結果】お尻~太ももが痛くなる。

一般的に、坐骨神経痛はこの【原因A】が直接の原因として考えられがちです。

もちろん、これまでお話してきたように急性に該当する坐骨神経痛の直接原因は【原因A】です。

しかし、慢性化した坐骨神経痛の場合、【原因A】梨状筋による坐骨神経の圧迫が直接原因であることはほとんどありません。

実は、慢性的な坐骨神経痛には他の原因、【原因B】が存在するのです。

慢性化した坐骨神経痛の原因は「腰椎まわりの筋硬結」

結論から言うと、その【原因B】の正体は「腰椎まわりの筋硬結」になります。


筋硬結とは、炎症で損傷した箇所の治癒が不完全のまま停止してしまったが故に「硬く短縮したままの状態になっている筋繊維」のことを言います。

坐骨神経は、前枝(ぜんし)と呼ばれる「全身に分布する抹消神経」に分類されます。
そして、この前枝は、後枝(こうし…脊柱周辺に集中)と呼ばれる抹消神経と対になっています。

そして神経の構造上「前枝/後枝領域」で神経障害が起こるとその炎症物質が対となる「後枝/前枝領域」に伝播します。

よって、坐骨神経(前枝)で神経障害が生じると、その炎症物質が後枝領域である「腰椎周辺(詳しくは腰椎4番5番あたり」に伝播することになるです。

脊柱周辺が「健常な状態」であれば、問題が起こることはありません。
ですが、身体を十分に動かす機会が少ない現代人は元々、脊柱周辺の筋肉が硬く、血行が悪化している人がほとんどです。

したがって、前枝より伝播されてきた炎症物質の影響を受け、後枝領域の脊柱周辺で神経障害が生じてしまうのです。

この後枝領域での神経障害により、脊柱周辺の筋肉はますます血行不良を悪化させ、筋肉をさらに硬くします。

ベース:現代人の運動不足による脊柱周辺筋肉の硬化
①デスクワークなどによる梨状筋の硬化
②坐骨神経の圧迫、坐骨神経障害(←ここで急性の坐骨神経症が生じる場合も)
③坐骨神経障害が起きている箇所(前枝領域)からの後枝領域へ炎症物質が伝播
④脊柱周辺(後枝領域)で神経障害が発生
⑤血行不良⇔筋肉硬化のスパイラル発生

こうして硬化と神経症が連鎖し、最終的に筋肉の拘縮(こうしゅく)が「慢性化」した筋硬結が生成されるのです。

この筋硬結が後枝領域の神経障害を「慢性的なもの」にします。

そして、今度はこの「慢性化」した後枝領域の神経障害から生じる炎症物質が、前枝領域である坐骨神経に「慢性的に」伝播することになります。

結果、「慢性的な」神経障害(坐骨神経痛)を発症させるのです。

これが慢性的な坐骨神経痛の発症メカニズムです。

ナーブーナーブー

慢性のオンパレードだね笑
つまり、前枝領域で起きた神経障害の炎症のせいで後枝領域に「筋硬結」ができるんだね。そして、今度はその「筋硬結」が反対に前枝領域の慢性的な坐骨神経痛の原因になっちゃうんんだね。

最初に「前枝領域」が「後枝領域」に炎症物質を仕掛けて筋硬結ができて、、それを受けて今度は筋硬結ができた「後枝領域」が、「前枝領域」へ慢性的に炎症物質を送り返す、、と。

ひぇ~。なんだか「筋硬結」って半沢直樹みたいじゃない?「倍返し」みたいな。怖いねぇ。

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筋硬結が半沢直樹に似ているかどうかは知らないけど… でも、半沢直樹もタフだったけど、筋硬結もなかなかしぶとくて解消されないんだよ。その点は似ているかもね。

ナーブーナーブー

そりゃ、そうだよねぇ。だって、簡単に解消されるようなら慢性痛にならないもんねぇ。

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そうそう。さっきも紹介したように、筋硬結は筋肉の硬化と神経障害が連鎖して生成されるから、解消されるどころか、そのままにしておくとドンドン悪化してしまうんだよ。

この牙城を崩すのは本当に難しいんだよ。これが慢性痛の根本治療が難しいと言われる所以で、「対症療法」などが主流になってしまっているのが現状だよね

ナーブーナーブー

いやだ~涙 ナーブーはこの坐骨神経痛を「元から絶やしたい」のです!
先生、どうにかならなぁい?

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もちろん!当ナーブルーツは「根本治療をご提案している整体院」ですから!半沢直樹以上に手ごわい「筋硬結」を解消する治療法をご提案しましょう!

ナーブーナーブー

先生~(ハート)

当院は、この筋硬結を解消することを最大のウリにしている整体院です。
この筋硬結を解消するための治療が、当院のメイン治療メニューである「振動療法」です。

ここからは、当院の「振動療法」がどのように筋硬結を解消するか、そのメカニズムをご紹介していきたいと思います。

◆筋硬結の解消手順

  1. 「特定波長・振動数の振動」を筋硬結化した筋繊維に加える
  2. 筋硬結化した筋繊維が破壊
  3. 炎症が発生
  4. 血流増加→酸素供給
  5. 自然治癒により筋繊維が再生
  6. 筋繊維の正常化

当院の振動療法では、以下の写真のような治療バイブを用いて筋硬結を起こしている筋肉部に特定の波長・特定の振動数に設定された振動」を与えます。

この振動により、正常な箇所への刺激を最小限に抑えながら筋硬結を起こした筋繊維を破壊することができます。

破壊といっても、当然「跡形もない状態」にするわけではありません。
固く”いぼ結び状態”になった糸の束に切れ目を入れ、その結び目を解くイメージです。

このように「破壊」された筋繊維は「炎症」を起こします。
この炎症により血流が増加し、酸素が供給されるようになります。
これにより正しい自然治癒力が機能し、筋繊維が再生されます。

これが、当院の振動療法でもって筋硬結が正常化の工程になります。

しかしながら、年月が経過した筋硬結の固さは相当のもので、一度の治療で解消するものではありません。
よって、治療を重ねて少しずつ表面から深部へと筋硬結を正常化させていくことになります。

こうして、長年の慢性痛が解消されていきます。

当院で「筋硬結」を解消しませんか?

以上が筋硬結の生成・悪化ならびに解消メカニズムになります。
脊柱周辺に生じる筋硬結は、坐骨神経痛のみならず腰痛、肩こり、四十肩・五十肩、自律神経失調症…など現代人が悩む様々な生活習慣謬の根本原因となります。

これらの症状がなかなか解消されず、悩まれている方が依然として多いのは、一般的な整体院ではこの神経障害の元凶となっている「筋硬結へのアプローチ」ができていないからなのです。

先ほどもお伝えしたとおり、当院はこの筋硬結の解消を専門とする整体院になります。
なかなか改善されない症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

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