まず、肋骨の終わり剣状突起がある部分に当てていきます。
剣状突起に直接当てるというよりは内臓の部分、「胃」のところを狙って擦っていきます。

肋骨の骨に沿わせながら下していくような感じです。
ちょっと回転をさせながら、反対側まで触っていきます。
またこちらから剣状突起がある部分から肋骨に沿わせながら下していきます。

この辺は内臓全体をほぐしていく感じです。

「の」の字で動かしていく

酷い人だとこれだけで痛い人もいるので、優しめでいいので、ゆっくり回しながらやっていってあげてください。
あと内臓の腸の動き的には、よく「の」の字を描くようにと言われるので、この回転をしながら「の」の字に回していってあげた方が腸の動きは良くなると思います。

硬い部位を「検索」していく

最初、軽めに刺激をしてあげていって、その中で「ほぐしながらも、検索をしていってあげている」感じです。
どこが悪いかな?とこが固いかな?って、チェックしていっている形でもあります。
「あれ?なんか固いな。ここ引っかかるな」っていうところがあったら、事前にチェックしておいて、後で刺激を入れていくという感じです。

今、こうやってやらせてもらっていると、少しこのエリアが固いかな?という感じです。体の右半身のところですね。
内臓の位置的には、ここがで、隣が十二指腸、その隣が肝臓、その次に胆のうがあったりするので。

その順序で探っていくと「肝臓エリア」が固いので、普段ストレスが多いのではないかな?というところがやっていく中で分かってくると。

で、話をお聞きしながら「お仕事大変ですか?」とか聞いていくと、大体の方が「ああ、忙しいです」とか、「家庭の中で問題がありまして…」とか、そういう話を聞けたりもしますので、「ああ、やっぱね」という話になったりします。

そんなところで、痛がる方は痛がるので、また軽めにしつつ刺激を入れていきます。

時間がない場合/しつこい強ばりがある箇所は「叩く」

どうしても痛みが強い人だったら、優しめに回数をかけていれば徐々に抜けてくる場合もあります。
時間が無く、手っ取り早くとりたいという場合は、少し刺激を強めます。

方法としては左手でCS60を支えながら方向を定めて、気になるところを見つけて、そこに対して「少し叩く」感じになります。

このぐらい離して叩いたりします。加減が必要ですけれど、最初は弱めでやります。

「ドンドン(叩く音)」

相手のリアクションを見ながら刺激を強めていっても良いと思います。
もう少し行けそうですかね。

「ドンドン(強め)」

このぐらい入れるときもあります。
その辺は加減しながらですね。

この時、肋骨の上に乗っけて叩くとかなり痛いです。
なので(肋骨の上に)乗せないように、CS60の角が当たりづらいように調節しながら、内臓の方向に向けて、捉えてから当てる感じです。
最初に方向を捉えて、ちょっと沈めて、そこで止めといてやるとより効きやすくなります。

ただ、この刺激がキツイ・苦手という方もいるので、全員が全員これをやる必要は無いです。
しつこい強張りを取りたい時はこの刺激をした方が早くとれたりもするのでオススメです。

こことか肋骨もありますし、裏側に入ってくると浮肋骨とかもあるので、あまり強くやり過ぎると折れちゃう場合もあるので気を付けてください。

(叩く施術)脾臓・膵臓/小腸・大腸の場合

反対側を見ていくと、こちら側は脾臓があります。こちらが固いと脾臓がきているかな?と…。
もう少し下の方に行けば、こちらのもうちょい上ですけど、膵臓とかもありますので、膵臓が悪い人はこちらが固い場合もあります。

次はここです。おへその周りには小腸があって、その外側には大腸があるので、大腸の方からやっていきますね。順序は小腸からやった方が本当はいいかもしれないです、流れ的に。なので、おへその周りからやっていきましょう。これも「の」の字を意識してやってあげれば、より良いかなと思います。

ちょっと患者さん的にはボディーブローを食らっているかのような感じになってしまうかもしれませんが、ただ殴られているのとはちょっと感覚が違うので、分からない方は1回受けてみるといいかもしれないですね。ここまで来るとS字結腸から直腸という形になるので、ここまでやっていきます。

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当院では、CS60施術者を対象とした勉強会の開催を予定しております。

全身を満遍なく施術するだけではなく筋肉・腱の硬さや部位によって強弱をつけることでより効果的な施術になります。
さらには「こする」だけではく「叩く」ことで、より「深部」へのアプローチができるようになります。

バリエーションに富んだ施術パターンで、CS60のポテンシャルを最大限に引き出す施術を目指します。

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