股関節の調整法を詳しくやっていきます。パッと見、明らかに悪いところはここのポイントですね。
ちょうど股関節の真上辺りです。触って圧をかけていくと抵抗感があったり硬さがあったりする場合があるので、痛がる人も多いです。
そこがズレている・痛いという事なので、調整してあげると楽になる場合があります。

もう1つは恥骨のズレの場合もあるので、それもまた今度やりますが、とりあえず股関節の場合は今からやっていきます。

自分が立膝になって、患者さんの膝を立ててもらって、腕を回します。
同じように前腕で腕を支えながら、反対側の腿を支えていきます。
体重を使いながら後ろに持っていって、外旋位した方が効きます。
外旋位の状態で軽く動かしてあげると緩んできて、引っ張り上げることができるので、より調整がし易くなります。
腕の力を入れると苦しくなってしまうので、体重で力を込めるようにしてください。

あとは前腕の当たりにも気を付けないと、ふくらはぎが潰れて痛い場合があるので、そこは微調整してください。

外旋外転させながら、そのまま大きく回して上に持っていきます。この状態で内旋させます。
これも上に軽く牽引しながら内旋していきます。これも緩めてあげる効果があります。
それをやり終えたら、離して、膝の上に手を置いて軸圧をかけていきます。
これの効果としては股関節を押して、結果的に骨盤を押さえつけています。なので骨盤の調整にもなっています。

軸圧かけた後、今は内旋位になっていますので、中間位に持っていきます。
中間位から圧をかけたまま伸ばしていきます。で、またこの位置にきました。
今度は手を外側に当てて、膝よりちょっと上目です。内旋内転をしながら…この時のポイントは膝の角度。
下肢の角度が内側や外側に向き過ぎないように…中間位、ちょうど真下に向くようにしながら圧をかけて伸ばしていきます。
伸ばし切っちゃうと膝に負担がかかるので、伸ばし切る前に一旦緩めます。
で、同じようにやっていきます。だんだん上に登っていく感じですね、右手は。

最後、大転子のエリアまでやっていきます。
これの目的は大腿骨頭を中に仕舞ってあげるのが目的なので、上から触って何回か下ろしていくときも一応中に仕舞っている意識をしながら押してあげると、より中に入りやすくなります。
そのあとはこちらを抱えて、外旋位に持っていって、引き揚げて決めます。
抵抗感は人によって違うので、行けるとこまで行って、ちょっとこれ以上行かないなというところで、グッグッとやる形ですね。

これは内転筋とかを剥がしたりする効果もあるので、そのあと楽になったりします。
次、あぐらにして膝に乗せながら伸ばしていくのですが、ポイントとしてはこちらの膝が反対側の脚の足関節辺りを目指す感じで、こちらを伸ばしていく感じです。
あくまで外旋位の状態でゆっくり伸ばしていきます。
こちらまで押していってあげるような感じの方がやり易いと思います。

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